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旭川シンポジウム宣言

我々、一般社団法人日本ペレットストーブ工業会·北海道支部の同志の共通のモットーは以下の通りです。

「北国に暮らす人々の、冬の生活を守る」

北海道民にとって、約半年間の暖房が不可欠である以上、その責務は重大であると言わざるを得ません。

一方、寒冷地である北海道では大量の暖房エネルギーを消費しています。浪費を抑えつつ、非化石エネルギーに転換する。これらは北海道で暮らす私たちにとっては急務なのです。

 

未だに輸入に頼る化石燃料中心の暖房エネルギーに警鐘を鳴らすとともに、世界に冠たる森林大国·日本の木質ネルギーの利活用で温室効果ガスの削減を、まず初めに強く訴えます。

 

次に、本年からスタートした住宅における省エネ基準の義務化について申し上げます。

長年に渡る取り組みによって、ペレットストーブは省エネ基準暖房機に認定され、通称WEBプログラムに正式に登録されました。

 

しかしながら、木質ペレットはカーボンニュートラルな燃料として化石燃料由来の温室効果ガス削減に大きく寄与するにも関わらず、化石燃料同等どころか劣後する評価になっています。

これは我々業界と木質エネルギーを選ぶユーザーに対しあまりに不当な扱いであり、速やかな見直しを求めます。

首都圏等と比較にならない暖房エネルギーを必要とする北海道だからこそ、ペレットストーブに対する評価の見直し、非化石優遇の適用を強く望みます。

降雪地帯でもあり、暖房負荷の大きい北海道では、冬場の熱源を電気に頼ることは合理的ではありません。また北海道から全国に広がった高気密高断熱の住まいでは、暖房に必要なエネルギーを大きく減らすことができ、その空間の快適な温かさを実現するのにペレットストーブがいかに貢献でき適しているか。本日の講師先生方のご講演が証明しています。この可能性を制度によって広げるべきであって、決して閉ざしてはなりません。

まずは現行制度のままでも寒冷地特例などの是正措置、木質暖房を再生可能エネルギーとして可能であるはずです。

 

以上の内容を、豊富な森林資源の活用の余地が十分にあるこの旭川市から、木質エネルギーの活用が人と社会と環境を豊かにする可能性を秘めた北海道から、政策決定に責任ある立場の皆さまに向けた当地からの要望として、本日ご出席の皆さまを代表しここに宣言いたします。

 

2025年10月10日

一般社団法人 日本ペレットストーブ工業会 北海道支部 支部長 横山愛慈

情報公開日:2026/02/02